オルツの不正スキームを解き明かす― 監査法人はなぜ見逃すのか?売上不正事例研究
オルツの不正スキームを解き明かす― 監査法人はなぜ見逃すのか?売上不正事例研究
架空売上のトリックを読み解く―ベテラン会計士の目線で不正会計を検証
♦講義内容
2025年、不正会計事案として大きな注目を集めたAI開発企業「オルツ」。東証グロース市場に上場するなど急成長を続けていたものの、2025年春に不正会計の疑いが発覚。その後、総額111億円を超える粉飾決算を行った疑いで元社長ら4人が逮捕・起訴される刑事事件に発展しました。
本講義では、大手監査法人に30年以上在籍した元パートナーでXやnoteなどSNSで情報発信中の公認会計士・玉井 照久氏(愛称:てりたま先生)が、豊富な監査経験を基に、オルツの不正会計事案について切り込みます。 売上高を水増しするために、広告会社など複数の会社と架空の売買を繰り返す「循環取引」の仕組みや、オルツが監査の網をすり抜けた背景、監査法人を安心させる材料としてどのようなものがあったのか。監査法人側の視点から、監査手続の盲点や、不正会計の巧妙さ・悪質性を解き明かします。
さらに、過去の不正会計事案の代表例である、半導体製造装置メーカー「エフオーアイ」と、マニュアル制作などを手掛ける「グレイステクノロジー」の売上不正の手口についても検証し、売上不正事例から得られる教訓をお伝えします。

【講師】 玉井 照久 氏
【形式】ウェブ セミナー(Webiner)
【受講者像】
内部監査部門 経理部門 コンプライアンス部門 リスクマネジメント部門 内部統制部門 コーポレートガバナンス部門 経営企画部門
【C P E】2単位[不正検査]
講義動画をご覧になり、アンケートに回答してください。すべての活動を完了させると、CPE を取得でき、CPE 単位取得証明書が発行されます。報告年度ごとの単位算入上限:なし (無制限)
【学習時間】110分
【販売期間】2025年11月18日〜
【注意事項】ご利用開始日から3か月以内にご受講ください
※学習時間は、例としてCPE 3 単位なら 3 時間程度となります。CPE 規定により前後する場合もあります。 ※会員価格は、ACFE (ACFE JAPAN) の CFE 会員・アソシエイト会員・法人会員所属員の方に適用されます。 ACFE JAPAN ウェブ ラーニングのみご利用の方や、ACFE (ACFE JAPAN) 会員資格が無効の方には、一般価格が適用されます。
講師紹介
玉井 照久 氏 (たまい てるひさ) 氏
公認会計士
主な経歴
1989年 公認会計士試験合格
監査法人トーマツ入社
1995年 米国ヒューストン事務所駐在(~1999年)
2005年 パートナー就任
主としてグローバル企業の監査を担当
2022年 玉井公認会計士事務所開設
関西学院大学経済学部卒
兵庫県尼崎市出身、兵庫県西宮市在住
主な活動
・“てりたま”として noteやXでの発信
・講演、執筆、寄稿
・中小監査法人のアドバイザー
著書
マニュアルには載っていない会計士監査現場の教科書(中央経済社)
※ 本ページ記載の内容は、公開時点の情報です。